加速する少子化(下) 中国に迫る「未富先老」 大泉啓一郎・亜細亜大学教授 - 日本経済新聞

5月11日、中国国家統計局は人口センサスの結果を発表した。2020年の出生数は前年比2割減の1200万人で、合計特殊出生率は1.3となった。少子化の原因とされていた「一人っ子政策」は15年末に廃止されている。第2子までの出産が認められたにもかかわらず、出生率は低下し続けている。これを受け中国政府は第3子の出産を認める…